Welcome to Michito Tsuruoka's blog. This space is mainly used to announce my new publications.

2016/07/31

英国離脱で弱体化の避けられないEU外交

鶴岡路人「英国離脱で弱体化の避けられないEU外交――新たなゲートウェイ探しを迫られる日本」をハフィントン・ポスト日本版ブログ(2016年7月12日)に寄稿しました。

記事URL: http://www.huffingtonpost.jp/michito-tsuruoka/brexit-eu_b_10934750.html


英国の国民投票直後に書いた「EU側から見た英国離脱の衝撃」(2016年6月30日)の続編です。同小文は、その後、7月5日に『朝日新聞』でも紹介していただきました。

英国のEU離脱問題は、日本でもかなり関心の高い状況が続きましたが、そろそろ落ち着いた感じかもしれません。しかしだからこそ、改めて、その背景や今後について検討を深めることが必要なのだと思います。引き続きフォローしなければならないトピックです。

2016/07/02

Europe's potential in addressing maritime security in Asia



It argues that Europe has a potential to play a substantial role in Asia's maritime security. Both Europeans and Asians need to realise Europe's potential.



ブリュッセルのシンクタンクEPC(European Policy Centre)のCommentaryのシリーズに、「アジアの海洋安全保障への対処における欧州の潜在性」と題した小文を寄稿しました。

アジアの安全保障における欧州の役割に関しては、アジア側でも欧州側でも懐疑的な議論が根強いことは事実です。それでも、欧州は実は大きな責任と潜在性を有しているという議論をしてみました。

EU側からみた英国離脱の衝撃

鶴岡路人「EU側からみた英国離脱の衝撃」を、ハフィントン・ポスト日本版のブログ(2016年6月28日)に寄稿しました。

記事URL: http://www.huffingtonpost.jp/michito-tsuruoka/analyze-brexit-from-viewpoint-of-eu_b_10710552.html


6月23日の英国での国民投票におけるEU離脱派の勝利は衝撃的でした。実際に英国がEUから離脱するにはまだ時間がかかりますし、今後の情勢次第では、最終的に離脱しない可能性を含め、紆余曲折が予想されます。

国民投票直後から、日本でも、離脱の決定を導いた英国国内の要因の分析はさまざまになされてきましたが、EU側がどのように捉えているのか、そしてEU内の政治力学にどのような影響を及ぼすことになるのかについては、まだまだ議論が不足しているようです。そこで、EU側からみた英国離脱について小文を書いてみました。

離脱となれば英国にとって大きな変化になるのは当然ですが、もしかしたらEUにとっての変化の方が大きいのかもしれません。それだけ、EUにおける英国は大きな役割を果たしてきた主要国だったのです。